1.フロント
眼鏡のフレームを正面から見た全体図のこと。
左右のヨロイからリム、ブリッジ、ノーッスパッドの部分をすべて含めた総称をフロントと言います。
2.リム(レンズ縁)
レンズを囲む縁のこと。
一般的には、このリムの内側に掘られている溝にレンズを嵌めて固定しています。
現在はレンズ全体を囲むフレームのほか、レンズの上部や下部にしかリムがないタイプやリムの一切ないタイプのフレームもあります。
3.ブリッジ(山)
左右のリム、またはレンズをつなぐ部分のこと。
正面から見たときに、左右をつなぐ橋のように見えることから「ブリッジ」と見えることからこう呼ばれています。
4.ノーズパッド(パッド、鼻パッド、鼻あて)
鼻を両側から挟むようにして眼鏡を固定する部分のこと。
この部分のフィット感によって眼鏡の掛け心地が変わるため、大事な部分と言われています。
また、眼鏡を掛けているときには常に肌に接触しているため、汚れやすく劣化しやすい部分となっており、フレームから独立しているタイプでは部品の交換が簡単にできるようになっています。
5.クリングス(パッド足)
フレーム本体とノーズパッドをつなぐ部分のこと。
この部分を調整することでノーズパッドの微調整を行うことができます。
フレームとノーズパッドが一体となっているようなプラスティックフレームにはないことが一般的です。
6.ヨロイ(智、智元)
リムの両端をテンプル(ツル)につないでいる部分のこと。
フロントの輪郭を握る眼鏡の中でも一番目立つ部分のため、凝ったデザインが施されているフレームも多く存在します。
7.丁番(蝶番、ヒンジ)
ヨロイとテンプル(ツル)間にある、テンプルの開閉時に可動する部分のことです。
眼鏡で唯一動く部分であり、長く使っているとネジが緩んでいく部分でもあるため、定期的な調整が必要となっています。
8.テンプル(ツル、腕)
丁番の開閉部から耳にかける部分のこと。
英語の「こめかみ」という言葉からテンプルと呼ばれています。
眼鏡を支える部分であり肌への接触面も多いため、弾力性やフィット感が眼鏡の掛け心地に大きく影響する部分でもあります。
また、このテンプルのデザインが凝ったフレームもたくさんあります。
9.モダン(先セル)
テンプルの先端部で、耳に掛かる部分に取り付けられたプラスティックの部分のこと。
金属製のテンプルでは滑りやすいため付けられていることから、プラスティックフレームにはこの部分はありません。
ノーズパッド同様、肌に接触する部分ですので汚れやすいため、この部分も交換ができるようになっています。